<津軽弁を使う地域>
津軽弁は青森県全域で使われている訳ではありません。
青森県の真ん中縦に線を引くと、
日本海側半分が津軽弁、太平洋側半分が南部弁と大きく2つに分かれます。
ただし、青森市などは津軽弁と標準語を混ぜたような感じで、
本場の津軽弁の発音とは、若干違います。
津軽と南部は昔から仲が悪いと言われています。
といのも、青森県は八甲田山という連峰が真ん中にあり
なかなか行き来出来ない地形をしています。
また、江戸時代には津軽藩と南部藩に分かれていて、よく戦をしていました。
その名残が今でも少し残っているのではないでしょうか。
しかし、現在は道路も整備され、自由に行き来できるようになり、
そんな、わだかまりは消滅しつつあります。
<津軽弁について>
津軽弁の特徴として、短い・濁音・鼻濁音(2文字の中間発音)などがあります。
例えば、「どさ?」「ゆさ!」これは「どこへ行くの?」「お風呂に行くんだよ!」の略です。
寒い地方なので、道ですれ違う時はできるだけ短く話をするといった説もありますが、
とにかく津軽弁は短いのです。それと発音が難しい!
「どさ?」は尻上げ発音「ゆさ!」は尻下げ発音といった具合に。
それと、中間音があります。
代表的なのは「す」と「し」の間、「つ」と「ち」の間の発音とか。
その他に語尾が濁る言い方も津軽弁の特徴ですね。
では、では、ごゆっくり津軽弁を堪能してくださいね!!
本当の発音はなかなか伝わらないですが、
もし、津軽の人に会うことがあったら聞いてみてね!!
<津軽弁の注意>
津軽弁で気を付けてほしいことがあります。
特に初対面の人に、いきなり「な」とか「おめ」などと言うことは
いわゆる「おまえ!」と同じ意味に近いのです。
失礼にあたりますので、気を付けてくださいね。
特に「な」の方が「おめ」に比べてキツイ言葉です。
本当に親しい間では「な」「おめ」はよく使います。
どちらかというと「おめ」かな。
例えば先輩が後輩に「な」と言ってもあたりまえなのですが、
後輩が先輩に「な」ということは
「なさ、な呼ばわりされてぐねじゃ!」
→「おまえに、おまえ!呼ばわりされたくはない!」
と、怒られる場合があります。
しかし、その他の津軽弁や色んな単語の津軽弁は、
場を楽しくさせますので、大いに使っても結構です。
逆に喜ばれます。
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