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ギリシア(アテネ)・イタリア(ローマ)の旅
平成9年2月25日~3月5日

この旅行はダスキンに応募したら当たったもので格安の値段で行けるものでした。
観光協会の事務局(杉澤・村上・私)3人で行って来ました。

2/25(火)

AM9:50天気晴れ。青森空港~東京へ行く。
東京到着後、昼食を取り羽田空港に荷物を預かり、時間があるのでとりあえず東京タワーへ行く。
羽田空港に戻りPM4:00リムジンバスにて成田空港へ。
成田空港到着後、夕食を取り、PM7:55に第1旅客夕ーミナル南ウイングHカウンター207に集合する。(添乗員は佐古岡さんという女性の方だ)
受付を済ませPM10:10パリヘ向けていざ出発。
飛行機の中では機内食2回(1回目はAM12:00頃)
飛行機は太平洋~北極を通りパリヘ、北極通過時は寒かった。

2/26(水)

14時間40分の間飛行機に乗りパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着。
現地時間AM4:50。
シャルル・ド・ゴール空港で時間をつぶし、AM10:45アテネヘ向けて出発(機内食1回)。
飛行時間3時間15分、アテネ空港に到着。天気晴れ。
現地時間PM3:00
飛行機から降りたとたん南国の様な温かさが包み込んだ。
バスに乗り込みアテネ市内観光をする。
始めにオリンピック・スタジアム 「写真」 を見学。

中では子供達がサッカーなどで自由に遊んでいる。
スタジアムの客席が全て大理石なのはさすがに驚いた さすが石の国。
次にフィロパポスの丘 「写真」 へ行き、頂上に登った。

そこにはアテネ市内とアクロポリスの景色が見える大パノラマが広がっていた。
PM5:40ホテルパルテノン着。
その後、夕食場所を探しに街に繰り出す。
とあるレストランを見つけサラダとスパゲッティを注文する。
見ると胸やけがしそうな程にこってりとしているが、食べると結構あっさりしていてなかなかおいしい。
その後は、ホテルに戻り就寝。(部屋にテレビがないのが残念。テレビのある部屋もある)
国際電話をしたら12,000円請求されビックリ。
というのもギリシアは電話事情が悪く、ホテルなどでないとかけられないし(公衆電話ではダメ)ヨーロッパの他の国を経由して日本に届くそうなので金額も高いのだそうだ。後で知ったので残念。

2/27(木)

天気晴れ。今日は1日中エーゲ海クルージング 「写真」 である。

ホテル出発AM7:45バスで港まで行き、船に乗る。思ったより大きい船だ。
入ると民族衣装を着た男性2人と一緒にいきなり 「写真」 を撮られる。

後で売るそうだ。買う買わないは自由なのでできるだけ多く撮ってもらう方がよい。船内に入り添乗員の説明を聞く。
今日のコースはアテネ港~エギナ島~ポロス島~ヒドラ島~アテネ港である。
昼食券と船乗券を渡され自由行動となる。
甲板ヘ出ると澄みきった青空と青い海、そして、見事な景色が見えた。風は強いがとても気持ちが良い。
船の中は6~7割が日本人。その他は韓国、スペインなど。
1番目の島エギナ島へ到着し私たちはオプションのアポロン神殿 「写真」 ヘバスで向かった。

バスで目的地に行くまでほとんどが畑で、
何の畑かと聞くとピンクの花が咲いているのがアーモンドの木、
堅そうな木はピスタッチオ(豆)の木、
緑の葉のついている木がオリーブの木だそうだ。
まわりを見渡しても、売っているものを見てもこの3つがここの島の主農業なのである。
アポロン神殿へ到着し、一番最初に目についたのは毛虫 「写真」 である。

ここの毛虫はとても珍しく、きれいに一列ならんで前に進んでいる。思わず写真を撮ってしまった。
その後じっくり古代のアポロン神殿を見学した後、途中の教会を見て港へ戻った。
港の景色はとてもきれいで、まさに南の国の島である。
気持ちもなんか、のびのびとしてくる。
船に戻り昼食を取り、いざ次の島へ。
2番目の島はポロス島。ここの島は結構小さい島だが、景色が良い「写真」 。

丘の上まで登り景色を見た後、降りてから買い物をし、ピスタッチオのアイスクリームを食べた 結構おいしい。
島々の名物はピスタッチオのアイスクリームとタコの串焼きだそうだ。
最後の島はヒドラ島 「写真」 。ここの島の印象はとにかく猫 「写真」 が多く、人が近づいても全く気にしないのがおもしろい。

3つの島ともに感じたことはどの島も8割が白い家で統一しており、空と海にとてもマッチしているので景色がすばらしい。
また、犬に綱をしていないし、バイクも全てノーヘルである。
とても、自由に感じた。
帰りの船内ではギリシア民謡のショー 「写真」 が行われた。

盛り上がる時、「オッパァ!」 と叫ぶらしい。
外ではエーゲ海に沈む夕日が見えた。多くの人達は甲板に座り、沈む夕日を眺めている。私もまねをして眺めた。
アテネの港に着き、近くのレストランで夕食をとる。
こっちではサラダにかけるドレッシングはオリーブオイルかビネガーオイルだ。
今日1日はとても天気が良く、気温も高い。
日中は半袖でもよいくらいだ。おかげで少し日焼けをした。
とても気持ちの良い一日だった。ちなみに部屋の温度は夕方で22℃もある。
ギリシアでは湿気が少なく年中温かいので2月でもセータやコートがとても邪魔だ。北国の私たちには暑すぎる。

2/28(金)

天気晴れ。朝起きて杉澤さんとアクロポリス 「写真」 (パルテノン神殿)へ行く。

則夫は頭が痛い と言って寝てる。
入場券(1人2,000ドラクマ)を支払い、上へと歩く。
上に着くとアテネの景色が一望でき、パルテノン神殿がとても壮大だ。
このアクロポリスを見ると昔の王が想像を絶するほどの地位と権力があったことをあらためて思い知らされた。
アクロポリス博物館 「写真」 を見学しホテルに帰った。

ホテルを出発し、アテネ空港でギリシアの酒(レチーナワインとウゾ)を買った。
レチーナワインは松ヤニが入っている為、はじめに飲むとビックリするみたいだが1本飲み終えると、もう1本飲みたくなるなるそうだ。
また、ウゾという洒は透明だが水を入れると白くなる酒である。
2つともギリシアではとてもポピュラーな酒である。

<ギリシアで気がついたこと>

他のヨーロッパの国よりも少しだけ遅れている。(電話や交通等)
アテネでは現在、地下鉄をつくっているが地面を掘ると遺跡や石ばかりなので工事のメドが立たないらしい。その他街も工事中が多い。
犬 「写真」 はとても訓練されておりアテネ市内でも網をしていないのが結構多い。

気候が温暖な為、とても過ごしやすい。しかし、夏はとても暑いらしい。
他のヨーロッパの国よりも治安が良い。

PM1:25アテネ空港からローマヘ出発。
飛行時間1時間50分。
現地時間PM1:15ローマ空港に到着し、その後ローマ市内観光。
始めにサン・ピエトロ寺院 「写真」 を見学。

とにかくあの大きさにビックリ した。
中 「写真」 「写真」 には彫刻や絵。

有名なピエタ 「写真」 等キリスト関係のものがとても多く、ただただ、あまりの大きさと凄さに口を開けて見ている だけである。

ここは、独立している国で世界で1番小さいそうだ。
その小ささはこの国1周を歩いてできるくらいである。
次にコロッセオ 「写真」 へ行く。とても大きく見ごたえがある。

昔はここで猛獣と人などの闘いが繰り広げられていたそうだ。
観客も一度に50,000人も収容でき、下観客席は上流階級、上の立ち見席は奴隷等が使用したそうである。
このコロッセオは中世から「コロッセオ崩れるときローマも終わる」という言い伝えがあるほどにスケールが大きい。
ちなみにコロッセオのまわりには社長さん、これ安いよ と言ってくる物売りが多い。
その後ベネツェアグラス専門店 「写真」 へ行く。

ここのガラスは蛍光灯を通すと青くなるという特徴があり、日本には輸出していないという。
私は6本15,000のワイングラスがほしかった。
続いてトレヴィの泉 「写真」 へ行く。

ここではお約束のコイン投げが有名である。
右手にコインを2枚持ち、願い事をし、左肩から投げ込むと願いが叶うといわれる。
近くで名物のジェラートを食べた とても種類が多くおいしい。
観光を終え、ホテルプリンセスに着き、夜オプションのローマ風居酒屋へ出かけた。
前菜~スパゲッティ~一品料理の順で1人に1本白ワインがついた。
居酒屋というよりただのレストランだったが一緒に行った旅行の仲間達とも打ち解け楽しい夜を過ごした。

3/1(土)

天気晴れ。今日は自由行動(メインはショッピング)。
ホテルから4人(熊本の森田さん含む)タクシーでスペイン広場 「写真」 へ向かう。

スペイン広場(ローマの休日でオードリー・ヘップバーンがアイスクリームを食べながら階段を降りて来る場面で有名)ではコンデッティ通りのブランド専門店が開くまで待つ。
開店前に行列を作って並んでいるのは日本人女性が多い 「写真」 。さすが金満日本!?

AM10:00店が開いたので、とりあえず色々な店を見てまわるが、高額なので1つも買うことはなかった。
その後ローマ三越へと徒歩で向かう。
ローマ三越で買い物をした後、表通りから小道に入り、目立たない所にレストランを見つけたので、そこで昼食にした。
ここは、英語も日本語も通じず、本を見ながらイタリア語で注文をした。
とりあえずスパゲッティを注文。
則夫の食べたアサリソーススパゲッティがとてもおいしい。
食後、映画「ベンハー」の舞台のモデルとなったチルコ・マッシモ広場 「写真」 を抜けて、真実のロヘと徒歩で向かう。

真実の口 「写真」 ではみんな口に手を入れて写真を撮っている。

私たちも負けずと手を入れて写真を撮った。
その後、川辺を歩きティベリーナ島(川の中にある船の形をした島)などを見ながら、ヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂 「写真」 へ行き、
少し休憩し、徒歩でヴェネット通りを通り、また、ローマ三越へ行った。

そこからタクシーでホテルまで帰った。
今日は結局すべて徒歩でローマを見学した為、合計10キロも歩いてしまった。とても、疲れた。
特に杉澤さんは歩いている時、トイレと疲れで顔が怖くなっていた。
ホテルに戻り、PM7:35オプションのピザ食べ放題へとバスヘで移動した。
ピザ食べ放題はとても大変でした。
というのも始めに1人ずつ出されたとても大きなピザを1枚食べてしまわないと食べたいピザが注文できないのだ。
しかし、みんな思いっきり食べて、次のピザを注文して食べたが、もう限界で次の日からは見たくもない。
食べたピザの種類は始めはノーマルなもので、チーズとツナのピザ、次から注文したピザはアンチョビ(イワシピザ)とキノコピザと卵ののったピザである。
この日はこの他にオプションでナポリ・ボンベイ観光があったが私は行かなかった。

3/2(日)

天気晴れ。自由行動。
今日は日曜日、ほとんどの店や施設が休み(ストライキ)である。
AM9:30にホテルを出発し、カラカラ浴場 「写真」 へとタクシーで向かった。

カラカラ浴場は217年に1度に1,600人が入浴できたという程の大きさの大理石浴場である。
しかし、着いたらストライキだった。残念 その後パラティーノの丘やフォロロマーノ 「写真」 にも行ったが全てストライキでまたもや残念
この間を歩いているととても大きな松ぼっくりを発見。

ローマの松ぼっくりは日本の3倍近くもある。松の木 「写真」 も大きい。

露店でTシャツを買い、バイキング方式のレストランで昼食を取った後、今日は午後2時からローマ法王が窓から顔を出して手を振る日だというのでタクシーで急いでサン・ピエトロ広場へと向かった。しかし、人が少ない。
なぜこんなに人がいないのかと思い本を調べてみたところ12時だと書いてある。
2時と12時を聞き間違えていたのだ。またまた残念。
気を取り直してサン・ピエトロ寺院のクーポラ(ドーム上) 「写真」 に登ることにした。

1人6,000リラで途中までエレベーターで登りその後が大変だ。
若者2人はよいが年輩の女性2人はとてもキツイ。
それは、上まで人1人しか通れない階段 「写真」 を止まらずに延々と登らなければならないのである。

止まれば後ろが詰まってしまい迷惑をかけてしまう。
この階段は登る人誰もが疲れるみたいで、外人のおばさんも私にジェスチャーでハァハァと大げさに見せてくれた。
息を切らしながら階段を登りやっとのこと で項上に着くと、そこには見事な ローマの景色 「写真」 が広がっていた。

景色を見ながら休憩をとり、下へと降りた。
出口を出るとサン・ピエトロ寺院の中だったので、その後はゆっくりと中を見学してから、シャトルバスでホテルに戻った。
夜はオプションでカンツォーネと名物料理のタベがある。
しかし、昼のオプションでフィレンツェに行った組が時間になっても帰ってこない。
話しを聞くとフィレンツェの近くでバスが故障してしまい、新しいバスが迎えに行っているので夜遅くでないと帰って来れないらしい。
しかたなくたったの6名で行くこととなった。
(貸切り大型バスにもたったの6名)レストランまでの道のりは結構長く、ホテルから40分位かかった。
レストランに着くと中から陽気な音楽が流れてくる。
席に座る時にはショーがもう始まっていた。
ショーを見ながら前菜~パスタ~ケーキを食ベワインも飲んだ。
ショーが終わり出演者たちが客席に降りてきたのでチップをあげた。
神奈川の小野寺さんは2曲アンコールをお願いした。
そのおかげで、たった6名だがとても盛り上がり、また、イタリア女性と 「写真」 を撮ったり して今までで一番楽しいオプションになった。

秋田の山村さんたちがいないのが少し残念だ。
ホテルに着きBARで酒を飲みながらフィレンツェ組を待った。
帰ってきたのが夜の12時少し過ぎた頃だった。

3/3(月)

天気晴れ。昼自由行動。夕方出発。
本日がいよいよ最終日。
AM8:15ヴァチカン博物館 「写真」 へ向かった。

入口まで来ると開館前だというのに、すごい列ができている。
その列の後ろに並び開館を待った。
AM8:45開館。一斉に中に入りカタツムリ状の階段 「写真」 を登り、1人15,000リラの入場券を買った。

博物館のコースはA(1時間30分)B(3時間)C(6時間)D(1日)の4つに別れており、私たちはBコースを見学した。
数えきれないほどの彫刻 「写真」 や絵画などの展示品、そして、ミケランジェロの「最後の審判」や「アダムの創造」 「写真」 、ラファエッロの間など有名な人物のものなども含め全て私たちに驚きと感動を与えてくれました。

美術にはあまり知識や感心が少ないがなぜか感動してしまう。
昼になり、各自別行動をとった。
私たち2人(則夫と私)は昨日食べたスパゲッティが忘れられずまた、同じ店へ行き食事をした。やはりうまかった。
その後ホテルに戻り、PM3:45帰国の途につきました

<イタリアで気がついたこと>

観光施設や遺跡などでゴミを捨てると高い罰金が取られる。
また、店は派手な照明や装飾をすると罰金を取られるし、一般家庭では外に洗濯物をかけてもダメ。
街の景観を損なうものは全て厳しく取り締まる方針だそうだ。
車はとにかく多く、スピードは出すしシートベルトはしない。
そして追越しやクラクションはあたりまえのようにする。
警官が目の前にいても、おかまいなし。警官の方も全然注意しない。
また、縦列駐車は自分の車でわざと前に停めてある車を押して駐車する(アテネやパリも同じ)
前に書いた街の景観のことと車のことに関しては日本とは逆である。
街に電柱がない(ヨーロッパの有名な所にはほとんど電柱を地中に埋めている)
また、日本でも地中に埋める計画をしているが地震が多い為にとても難しいそうだ。
イタリアの人たちの食事は朝は軽くパンとコーヒーを食べる。
昼に重点をおきパスタや肉やサラダにワインなどじっくり時間をかけ、たっぷり食べる。
夜は簡単にピザなどを食べるそうだ。
イタリアの料理は思ったより日本人の口に合う。特にスパゲッティがおいしい。
イタリアは南に行けば行くほど治安が悪い(ローマはイタリア中央)
特にナポリなどはとても治安が悪いらしい。
また、私たちは大丈夫だったが添乗員さんはホテルの部屋に泥棒が入り、現金14,000円盗まれたそうだ。
他の日本人の団体はパスポートやバックを盗まれた人もいる。
タクシー乗務員は老人か女性にかぎる。
若い乗務員だとタクシー代が高く取られる。

PM6:50ローマ発 PM8:55パリ着 飛行時間2時間5分
PM11:05パリ発

3/4(火)

PM7:00(日本時間)東京着 飛行時間11時間(ロシア上空を経由)
東京に着きホテル成田東急に宿泊。ホテルの日本料理店で食事をする。

3/5(水)

PM2:30 青森へ向け羽田空港出発。
この旅行では8日間一度も曇りや雨がなく、全て晴れだったのがとても良く、更に日本との文化・生活の違い等が改めて実感した。
しかし、他のヨーロッパの国々より日本人にとてもあった生活だと思い、機会があったらまた行ってみたいと思います 。