韓国の旅
平成9年10月1日~5日

この旅行は黒石市と姉妹都市を締結している韓国永川市との交流の為、黒石市から200名が市民の翼と題して訪問したものです。
私は観光協会として参加しました。

10/1(水)

AM9:30天気晴れ。スポカルイン黒石に集合する。
2階大会議室にて市長挨拶と旅行説明会を行う。
AM10:30青森空港へ向けて出発。
出国手続きをし、PM1:10大韓航空で韓国へ出発。
昼食は機内食。飛行時間は2時間16分。
PM4:00頃に韓国ソウルの金浦(キンポ)空港に到着。
金浦空港で国内線に乗り換えて釜山(プサン)の金海空港まで約50分。
PM7:00頃釜山に到着し、永川市(ヨンチョン)の副市長が出迎えてくれる。
その後バスに乗り換え移動。1号車は議員関係、2号車は市職員関係、3~5号車は一般参加者で、私と斎藤さん(観光協会常務理事)は2号車である。
ヨンチョン警察の先導で慶州(キョンジュ)まで高速道路を走り、PM9:30やっと到着夕食になった。この日の夕食は韓国風シャブシャブである。
韓国風は先に野菜を全て入れてから肉を入れて食べる。
タレはゴマダレ風だ。なかなかおいしい。
ビールと肉追加は別料金でビールが3500ウォン、(1000ウォン=約130円)、肉追加が13000ウォン。
夕食後キョンジュのホテル(コンコードホテル)へ移動した。
部屋に入ったのがPM11:00でした。
荷物を整理し隣の部屋の人たちとAM2:00まで飲む。
ちなみに私の部屋は東奥日報記者の石鉢さんと同室である。
この日一番疲れたのは何と言っても和紙人形を朝からホテルに着くまで、手荷物で運んだことだ。
特に韓国は予想以上に暑かったので、とても大変でした。

10/2(木)

AM7:00起床。天気晴れ。
朝食はバイキング方式。
AM8:30ホテルを出発し、バスでヨンチョンヘ向かう。
約1時間30分。ヨンチョン市庁に到着すると市職員一同が出迎えてくれた。
その後、市長及び関係者は市庁舎内で歓迎行事を行い。
一般参加者はヨンチョン市内観光へ向かった。
私は歓迎行事に残りビデオを撮った。
歓迎行事は国歌斉唱・参加者紹介・お土産交換・各市長挨拶。
ヨンチョン議長歓迎挨拶の順で行い、終了後、市庁舎内を見学した。
市庁舎内の部屋は、例えば、議会副議長・議会事務局長の部屋がそれぞれ別々にあり、とても立派だ。又、各委員会の会議室もそれぞれ別れていました。
市庁舎見学後、もみじ2本を庭に植樹し、一般参加者と合流した。
その後、記念写真を撮り昼食へと向かった。
今日の昼食は焼肉(ブルコギ)だ。
アルミホイルを敷いた鉄板の上に味付牛肉を焼いて食べるというものだ。
肉は味が薄く何かタレがほしい。又、ここのビールは2000ウォンと安い。
昼食後、ヨンチョンダムと銀海寺 「写真」 を見学したが、ダムはただ通り過ぎ銀海寺までバスで2時間もかかり、観光というよりも移動という感じだった。

PM5:00夜の晩餐会会場であるヨンチョン市琴湖体育館に到着。
黒石よされを踊る人は着替えをした。
この会場の床にはワックスか何かを塗ってあるのだろうかとても滑る。
よく転ぶ人がいなかったものだ。
晩餐会は丸テーブルのバイキング方式で行われ、料理はキョンジュのコンコードホテル料理担当者数十人がわざわざヨンチョンまで来て作っていた。
黒石市でいえば、弘前市のホテルから呼んでいるようなものだ。
料理は韓国料理関係と寿司がでた。寿司はあまりうまくなかった。
この晩餐会は黒石市民とヨンチョンの招待者を合わせて約270人位で行われ、次第は参加者紹介・各市長挨拶・各議長乾杯・晩餐・韓国舞踊・黒石よされ・両国国歌斉唱の順で行われた。
ここでやっと 永川市長へ和紙人形 「写真」 を贈呈した。

韓国舞踊は太鼓・笛・琴の生演奏に合わせ、民族衣装をまとった女性が踊り を披露した。
黒石市は黒石よされで入場し、黒石甚句・ドダレバチ・黒石よされで退場した後、津軽山唄を唄い終了した。
始めの3曲はよされのカラオケに合わせて唄ったのは良いが、カラオケの音が悪い為か、唄と曲が全く合わない。
踊りも曲と少しずれていた。
また、よされの他に黒石よされ元踊りとニューバージョンを披露する予定だったが、時間の都合で省略された。
私はせっかく韓国まで来たのだから黒石よされも生で演奏すれば良かったのにと思いました。
晩餐会が終了し、韓国女性と 「写真」 を撮り、PM8:30キョンジュのホテルヘ戻った。

戻ってからは数人で1階のBARに行く。
このBARのビールは4500ウォンだった。
その後AM1:00に就寝

10/3(金)

AM7:00起床。天気晴れ 「写真」

写真を撮る前までは霧がすごかった。
今日は終日慶州(キョンジュ)観光である。AM9:00ホテルを出発する。
ここキョンジュは1972年から観光都市として整備が行われ、今では韓国人民の誰もが一度は来るという場所になっているとともに
修学旅行で必ず訪れる場所でもある。
日本でいえば京都・奈良みたいなものだ。
又、日本の中学・高校も修学旅行で、この時期は毎日のように訪れている。
私たちの泊まったホテルにも九州の中学・高校が来ていた。
九州の学校は日本からフェリーで来るそうだ。
旅費も安く4泊5日で7万円位だ。
私たちはホテルを出発し、始めに山の上にある石屈庵(セックツアン) 「写真」 に行った。

ここは入口から約600m位小道を歩くと小さなお寺がある。
このお寺は約1200年位前に作られたが、昔、お寺の上に土砂が崩れ埋もれてしまい、近年になって発見されたものだ。
発見した時は中の仏像などは当時のままの状態で残っていたという。
いわゆる密封状態だったので、朽ちることはないのだそうだ。
しかし、発見した時に外の空気が入りコケが生え出したので今は機械で空気調整をしているそうだ。ここの仏像は国宝である。
石屈庵を後にし、次は仏国寺 「写真」 「写真」 へと向かった。

仏国寺はキョンジュで一番大きなお寺で、仏像などは国宝である。
又、見学はしていないが、資料館に国宝である鐘があるという。
この鐘は昔、完璧な音を出す為に9才の少女が選ばれ、炉に身を投げ作られたものだそうです。
この鐘を鳴らすと音の響きの最後にお母さんという悲しい声が聞こえるそうです。
仏国寺の次は昼食だ。昼食は石焼ビビンバである。
石の器の中に卵・各野菜が入っており、辛味噌を入れスプーンでかき混ぜて食べた。
結溝おいしい 昼食後はすぐ近くの古墳公園 「写真」 に行った。

この公園は百済・新羅時代の王様の古墳が集まっている公園である。
公園を散策し、次に向かったのは民芸品専門店とアメジスト専門店である。
民芸品の種類はすごく多いがあまり買うものがなかった。
アメジスト専門店も種類はすごく多いが何も買わなかった。
ちなみにアメジストは韓国が世界有数の原産国だそうだ。
観光が終わりPM6:00ホテルヘ戻り夕食である。
今日の夕食はホテルで韓定食を食べた。
韓定食は料理の入った小さな器が20種類位並んでいるものだ。
ここでビ-ルを頼んだら1本6050ウォンもした。
同じホテルのBARでも4500ウォンなのに。なぜか以上に高い。
夕食後、斎藤さん始め5人で近くにあるヒルトンホテル内の免税店に行く。
その後ホテルに戻りAM12:30に就寝

10/4(土)

AM6:00起床。天気晴れ。
AM7:40にホテルを出発し、AM8:35キョンジュの駅からセマウル号に乗り、ソウルヘ向かう。
乗車時間4時間20分。セマウル号のイスは結構快適である。
昼食は車内で弁当を食べた。
PM12:55ソウル駅に到着し、バスに乗り換えて市内観光。
始めに景福宮 「写真」 「写真」 へ向かった。

ソウルの中心に位置する所で建物や敷地がすごく大きい。
昔の王様の宮殿である。
景福宮を一通り見て、その後、同じ敷地内にある国立博物館 「写真」 を見学した。

博物館見学も終わり、次は新羅免税店へ行き買物をする。
その後は民芸品専門店にも行き、夕食となった。
今日の夕食は骨付カルビ 「写真」 である。

ここでは1人にビール1本サービスをしてくれた。
肉は骨に付いているカルビを店員がハサミで切ってくれる。
私はこの骨付カルビが今までの食事で一番うまかった。
ただ、200名一斉に食事しているので、ビールや肉追加などと、とても慌ただしく、従業員はパニックをおこしていました。
夕食後はソウル市内のホリディインソウルというホテルに向う。
ホテルに着いてから山本さん(韓国生まれ日本育ち)につきあってもらい十数名で夜の南大門市場へ行った。
ちょうどこの時間にサッカー韓国対UAEの試合が行われており、ほとんどの店でテレビを見ていた。
韓国が勝った瞬間に市場の人たちがバンザイをしていたので私も一緒にバンザイ をした。
日本と違い、お客をそっちのけで応援している。
この市場は食べ物から衣類など何でも売っており、日本のアメヨコみたいだ。
なかなかおもしろい。買物をしてホテルに戻り、AM12:20に就寝

10/5(日)

AM5:30起床。天気晴れ。
AM7:00にホテルを出発し、金浦空港 「写真」 へ向かう。

空港へ行く途中、民芸品とキムチのお土産屋に立ち寄る。
AM9:40青森へ向けて出発。PM11:30頃青森空港に到着し、PM1:30スポカルイン黒石で市長の挨拶をして解散。
今回の旅行を全体的に見て感じたことは、とにかく移動とお土産屋に行くことが多く、観光が少ししかなかったのが残念だ。
又、200名近くの参加者が一斉に旅行しているので、移動にも相当な時間がかかりとてもキツイ。
永川市が黒石市を迎える体制は、黒石市も見習わなければならないと思う。
それは、終日警察が私たちの為に先導してくれたことや市職員全員で出迎えてくれたこと、料理を日本人に合わせて作ってくれたことなど、とにかく気を使ってくれたことだ。
はたして永川市が黒石市に大勢で来た時にあれほどの対応が出来るのかが疑問である。
今回手持ちで持っていった和紙人形は本当に疲れたなにせ飛行機内持込み2回、移動多数、中身の質問多数など‥・。

<韓国で気が付いたこと>

今の時期の韓国はまだまだ暑い。風は涼しいが日差しがとても強く半袖で十分だ。
高い山がほとんどないのでダムなどに水が溜まりにくい。川にも水が少ない。
また、緑は多いが日本と違い何か乾燥している感じである。
それに岩が多く、土が少なく感じた。
主食は日本と同じく米で炊いて食べる。
どこへ行っても田ばかり。りんごも思った以上に日本と味が似ている。
韓国は一軒家が少なく、マンションが多い。
一軒家は小さく古びた石の家で屋根は瓦である。
韓国は火葬ではなく土葬である。墓は1人分の小さな古墳みたいなもので山の中をバスで走っていると至る所に墓がある。
韓国の風景、テレビ、情勢などを見ると全体的に日本より15~20年位遅れている感じがした。
また、日本と似ているので外国に来たという実感がない。
自転車はモトクロス式や2人乗り自転車が流行っている。
驚いたことにどこへ行っても太った人がほとんどいなく、女性はスタイルが良い。
韓国の人口は約4000万人、その内ソウルに1100万人、ソウル近郊に1000万人位住んでいるという。
ちなみに釜山は400万人、永川市は15万人だそうだ。
最後に韓国はビ-ルが高い