城ヶ倉大橋
紹介文
津軽と南部を結ぶ国道394号線。
その最大の難所だった「城ヶ倉渓流」をひとまたぎする
「城ヶ倉大橋」は、平成7年10月27日に開通しました。
上路式アーチ橋としては日本一の長さを誇り、谷底までの高さも122mあります。
また、四季を通して八甲田山系の絶景も楽しむことができる橋です。
【城ヶ倉渓流】
城ケ倉渓流には、豊かな自然が手つかずのまま残されています。
それは十和田八幡平国立公園の一部になっているからだけでなく、険しい地形・気象のもとで、自分の身を守ってきたからと思えるほどです。
渓流の岩壁は、第三紀中新世中頃(およそ1千万年前)の火山活動でできた石英安山岩が柱状節理を形作っており崩れやすくなっています。
また11月から5月までの7ヶ月間は数メートルの雪に閉ざされてしまいます。
流れの水は、強酸性で魚は生息していません。このような人をこばむような条件が逆に一層強い魅力となっています。
城ヶ倉渓流は十和田八幡平国立公園内にあり、
青森市から酸ヶ湯温泉に向かう途中の萱野高原の南西を流れる堤川上流にあたり、十和田奥入瀬渓流に匹敵する渓流美を誇ります。
※現在はとても危険な為に、渓流は散策禁止となっています。